スポンサーリンク

【確定拠出年金】iDeCoは目論見どおり広がらないのでは?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 75

法制度の改正もあって、利用しやすくなった確定拠出年金。インターネット上でも登場する機会が多くなり、認知度も広がっているように感じます。
昨年、私が確定拠出年金に加入したことが社内でも噂になったらしく、多くの同僚に税制上のメリット等を丁寧に説明しました。しかし、その後この制度に加入した人は、30歳の若手職員一人のみでした。

確定拠出年金に加入しない理由

なぜ殆どの人は、こんなにも優遇されている本制度に加入しなかったのでしょうか?それにはいくつかの理由があります。

資産が拘束される

60歳まで、いかなる理由があろうとも資産を引き出せないことがネックになるようです。普段の生活にそれほど余裕がないのに、流動資産が確保出来ないのは不安であるとのこと。

そこそこ退職金はもらえる

私の会社は、給料は高くないのですが、退職金は結構出ます。30年以上勤続していれば最低でも2,000万円は出ます。しかし、今後退職金がどうなるかは分からないですし、それ目当てで老後の計画を建てるのは、どうかと思うのですが。

税の繰り延べである

拠出時に税制優遇されるとは言っても、本質的には「税の繰り延べ」です。そのことを理解すると途端にガッカリするようです。

どの金融商品を選べばいいか分からない

確定拠出年金で用意されている金融商品は多岐に渡ります。投資をしたことのない人にとっては、何を選んでいいか分からないようです。
REIT??NEETじゃないの??え、不動産投資!?あり得ない!!!

株はギャンブルである

金融商品に株式クラスの投資信託があるだけで拒絶反応が起きます。曰く株式投資はギャンブルであって、それを選ぶなんてとんでもないようです。

手数料

初期費用や金融機関に取られる手数料、受け取り時にかかる手数料に驚きます。大抵の人は、一切のリスクを取りたくないので、元本確保型の金融商品にしか興味がなく、手数料負けすることに、「あり得ない」という顔をします。

制度を幅広く活用してもらために必要なこと

確定拠出年金制度をより多くの人に活用してもらうためには、以下のことが必要だと感じました。

金融リテラシーを高める

上でも記載したように、多くの人にとって確定拠出年金はかなりハードルが高いようです。説明して感じたことは、とにかく金融リテラシーがないことです。アセットアロケーション、ポートフォリオ、リバランス、リスク許容度、REIT、インデックスファンド、どれを話してもチンプンカンプンです。
税の繰り延べ効果を最大限発揮するためにも、節税で浮いたお金は投資に回しましょうと言っても、全く受け付けられません。それよりも、浮いたお金でバーゲン品を買い漁りたいようです。
また、とにかくリスクが少しでもあるのが許せない人が多いらしく、「元本割れ」という言葉に呪詛でもかけられたかのような反応をします。
したがって、日本人の金融リテラシーを高めることが先決であると思います。

提供する金融商品を絞り込む

金融機関では、非常に多くの金融商品がラインナップされています。しかし、多くの人にとっては何を選んでいいのかわからない、というのが実態です。ここは思い切って、提供する商品を厳選した方が良いと思います。個人的には一つの金融機関で10本もあれば充分ではないかと思います。

まとめ

制度が拡充されて利用しやすくなった確定拠出年金。しかし、制度自体が複雑で金融リテラシーも低い人が多いため、金融関係者が思うようには本制度は広がらないように思います。

スポンサーリンク

フォローする