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【米国株】上昇相場が20年継続することもあります【1982年-2002年】

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米国株でも20年停滞することはあります【1962年-1982年】の記事では、1962年1月から1982年1月までのダウ平均の変遷を辿り、米国株にも20年間停滞した時期があることを考察しました。

今回は、その逆に20年にも渡る上昇相場があることを振り返ってみましょう。

80年代から00年代初頭の長期上昇相場

直近の20年に渡る長期上昇相場は、1980年始めから2000年始めまでの20年間です。

前回同様、1982年1月から2002年1月の20年間分のダウ平均チャートを見てましょう。

出典:macrotrends

素晴らしい上昇相場です。

1982年1月のダウ平均は871.10ドルでしたが、その20年後の2002年1月は9,920.20ドルでした。これは、実に20年もの間、年率12.93%のリターンを享受したことになります。

インフレ率

名目上のリターンでは意味がありません。前回同様、この期間のインフレ率を調べてみましょう。

出典:tradingeconomics

1962年から1982年には、インフレ率が15%にもなるような、高インフレが続きました。

しかし、その後は80年代はインフレ率が高かったものの、90年代に入ると安定的に低い水準を保っています。

これは、70年代のオイルショックが一段落し、原油価格が低下したことなどによるものです。
その当時の詳しい時代背景はアメリカ合衆国の歴史 (1980-1991)及びアメリカ合衆国の歴史 (1991-現在)を参照して下さい。

インフレ調整後のチャート

以上のインフレ率を加味した20年間分のダウ平均チャートを示したものが下図です。

出典:macrotrends

インフレ調整後では、1982年1月のダウ平均は2,243.08ドルですが、1982年2月は13,600.32ドルまで上昇しています。

つまり年率9.43%の成長を遂げています。

配当金の再投資

前回同様、これらのダウ平均チャートには、配当金の再投資を含んでいません。

配当金を考慮せずとも、インフレ調整後で9%以上のリターンを得ているわけですから、これに配当金の再投資を加えれば、とてつもないリターンを手にすることが出来たのです。

90年代はITバブルへの序奏

あえて言及することでもないですが、ダウ平均は95年頃から急激に上昇しています。これはその後に破綻するITバブルへの序奏です。

このような急激な上昇相場は、多くの場合バブルを内包していますね。

まとめ

1980年代初頭から2000年代初頭の上昇相場を振り返ってきたわけですが、その時代にも多くの事件がありました。一例を挙げるだけでも以下のような事件がズラリと並びます。

  • ブラック・マンデー   1987年
  • ベルリンの壁崩壊   1989年
  • 第一次イラク戦争   1991年
  • ソビエト崩壊   1991年
  • オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件   1995年

また、70年代後半には、アメリカの成長を疑問視する声が大きかったようです。しかし、蓋を開けてみればIT革命もあり、その後は大きく成長することとなりました。

現在も、アメリカの成長について悲観的な意見が多いですが(私もその一人)、未来のことは誰にもわかりません。

このように、ダウ平均の時代を振り返って感じることは、株式投資のトレンドが長期間に渡る、ということです。

トレンドの波に乗れれば、それに越したことありませんが、そうではない時代もあります。

株式投資には、過度な期待も悲観も必要ないのだと思います。

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