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グローバルエクエティモメンタム投資【GEM】への税金の影響をシュミレーションしてみた

モメンタム投資
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先日紹介したグローバルエクエティモメンタム投資、通称GEM。

たった3つのETFへ投資するだけで年率17.43%のリターンを得られると紹介しました。

【書評】ウォール街のモメンタムウォーカー たった3つのETFへ投資するだけで年率17.43%のリターンを得られる
なんとも胡散臭いタイトルです。 たった3つのETFへ投資だけで年率17.43%のリターンを得られるなんて、そんなフリーランチが存在するわけがない。 でも、あるんだな~。 それがグローバルエクエティーモメンタム、通称GEMと呼ばれる...

ところが、この本をお読みの方は気づいていると思いますが、年率17.43%という結果については税金が一切考慮されていません

そこで、今回はこのリターンに税金が掛かるとどの程度利益が圧縮されてしまうのかをシュミレーションしてみます。

GEMに20.315%の税金が掛かるとどうなるのか?

前提条件は次のとおりとしました。

  • 初期投資元金 100万円
  • 年利回り 17.43%
  • 期中の追加投資 なし
  • 年に1回ETFを組み換え(年に1回税金20.315%が発生)
  • 投資期間 20年間(20年後に一括して売却、税金20.315%が発生)

本書では、年に平均1.35回の売買を行っていますが、ここでは簡便に年に1回売買するものとします。そして、毎年売買に係る税金が発生することになります。

また、比較対象として次の2つのケースも想定します。

  • 年に1回の売買に税金が掛からず20年後の売却時に一括課税(税の繰り延べ)
  • 全て無税
売買時の手数料は無視しています。また、実際の運用においては売却損が出ることもありますが、ここでは一貫してリターンを得られたものとしています。

結果

この3つのケースをまとめたものが下表です。

  元利合計利益 実質利回り
年1回売買時及び20年後に税金が発生 15,350,588 14.63%
20年後の売却時に一括課税 20,015,955 16.16%
全て無税 24,863,908 17.43%

全て無税であれば2,386万円の利益を手にすることが出来ますが、年に一回の売買時に税金が掛かると1,435万円の利益に圧縮されてしまいます。

その差は実に951万円・・・

いかに投資期間中の売買がリターンを悪化させるのかが分かります。

iDeCoなど非課税制度をうまく利用出来ればいいけれど

以上、税金が掛かると惨憺たる結果となることが分かりました。

これをなんとかする方法は無いのか?と問われれば、やはり非課税投資制度、なかんずくiDeCoということになるでしょう。

iDeCoであれば積み立て投資期間中の売却益は非課税です。出口においても退職金控除の恩恵を受けられますので、上手く運用すれば完全に非課税とすることも可能性です。

・・・が

iDeCoのリスク資産は投資信託しかありませんので、ETFに比べると売買に時間が掛かりますし、そもそも運営管理機関にGEMに対応するアセットクラスが存在しない場合も多いです。

積み立てNISAの投資期間は20年ですが、年間の投資枠は40万円。一般NISAの非課税投資期間は5年と短いです。

GEMを長期投資で無税とするのはなかなか厳しいように感じます。

それでも試す価値はある

GEMに掛かる税金は影響は大きいですし、それを非課税とするのも厳しいことが分かりました。

しかし、仮に期中に税金が掛かったとしても年率14.63%というリターンを得ていることは事実です。

したがって、GEMほどのリターンと低リスクを手に入れるフリーランチがほとんど無いことを考慮すると、やはり試す価値はあるように思います。

いや~、それにしても税金って半端ないですね。

Go For Broke!

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