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【書評】自称投資家なら「ファスト&スロー」は絶対に読むべし!!!~オチも用意したよ!~

突然ですが、2択問題です。

あなたは、昼下がりにパチンコ屋に来ました。パチスロを打とうとしていたところ、たまたま同じ機種が2台空いています。

一台は朝からずっと出っ放しで、出玉チャートは右肩上がり。10万円分が出た辺りで、前の客は勝ち逃げしたようです。

もう一台は、朝から全く出ておらず、出玉チャートは右肩下がり。10万円分は吸い込まれており、前の客は種銭切れで退散したようです。

どちらの台に座るのが正解だと思いますか?

その場にいると思って考えてみてください。

・・・

答えは・・・

正解は、ずっと出ている台です。

なぜなら、出ている台は、それだけ設定が高い=大当たり確率が高い可能性が高いからです。

パチスロ機は毎ゲーム独立試行で一定の確率で大当たりが出る仕組みになっており、それ以上でもそれ以下でもありません。

したがって、出過ぎているからと言って、パチスロ機内部にそれを抑制する機能などが付いているわけが無いのです。

逆に、出ていない台だからと言って、パチスロ機内部で今後出玉を増やそう、なんていう機能もありません(一部にそのような機能が付いている場合もあり)。

ギャンブルに強い人は、出ていた台に座ります。

ギャンブルに弱い人は、出ていない台に座ります。

頭では理解している

ここで、大事なことですが、ギャンブルに強い人も弱い人も、上で示した理屈はよく理解しているのです。

ところが、いざ台の前で出玉チャートを眺めると、ギャンブルに弱い人はそのチャート自体に何らかの意味があるように感じてしまうのです。

「今まで出まくっていたけど、自分が座った途端台が機嫌を損ねるのではないか?」とか、「ひたすら吸い込み続けて、理論値的にも有り得ないので、ここら辺りで流れが変わるんじゃないか?」など、まるでパチスロ機に感情があり、生きているように感じるのです。

もちろん、そんなことは無いのですが、自分の中で感情が勝手に芽生えてしまうのです。

ギャンブルに強い人は何が違う?

実は、ギャンブルに強い人も、弱い人と同じように非合理的な感情を抱いています。

しかし、ギャンブルに強い人は、自分の感情をコントロールし、非合理的な感情を排除することが上手いのです。

大学時代に、相当な金額をパチンコ・パチスロで稼いでいた友人が何人かいましたが、彼らに共通している性格は、粘り強く泰然としていることでした。

勝っていても負けていても動ぜず、淡々と打っていたのが印象的です。

ついでに、そんな彼らは学業成績もよかったです。試験の前はパチンコ屋などには行かず、ガッツリ勉強していましたね。

ファスト&スロー

ここでやっと、書評です(笑)。

今日紹介する本は、ファスト&スロー~あなたの意思はどのように決まるか?~(ダニエル・カーネマン著)です。

実はこの本、いわゆる投資本ではそこかしこで引用されており、「敗者のゲーム」や「ウォール街のランダムウォーカー」でも登場してきます。

本の詳しい内容については、実際に読んで頂きたいのですが、要は自分の感情や意思と言ったものがいかに当てにならないか、それをひたすら立証しています。

システム1とシステム2

この本によれば、人間にはシステム1システム2という2つの感情があり、システム1は直感的な思考を、システム2は論理的な思考を司っているそうです。

多くの場合、人間はシステム1で諸問題を解決しており、システム1それ自体は良くできた機能なのです。

ところが、最初に取り上げたパチスロの台選びにおいては、システム1が「出ていない台に座る」という選択肢を選んでしまうのです。

ギャンブルに強い人というのは、システム1が出した答えを、システム2を使用して修正する能力に長けているのだと思います。

これは投資の世界でも同じこと。

高値掴みの狼狽売り、という典型的な愚かな投資行動もこれで説明がつきます。

バフェットのようなよほどの天才=変人でもない限り、投資家は等しくシステム1で高値掴みの狼狽売りを選択しているのです。

しかし、ギャンブルと同じように、優秀な投資家はシステム2でそれをカバーしているのでしょう。

まとめ

ん?何で自分はこんな相手と結婚したのだろう、って???

そりゃあ、貴方がシステム1(容姿や性欲)を重視して、システム2(性格や人間性)を働かせなかったからでしょ・・・

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