スポンサーリンク

確定拠出年金の本質的価値とは時間を手に入れることである

確定拠出年金(以下「401K」)については、制度の概要などを何度か記事にしてきました。記事を書いて改めて気づいたのは、401Kの本質的価値とは時間を手に入れることだ、ということです。

401Kは節税ではなく、税の繰り延べである

401Kについて、多くの方が「節税対策」のツールであると半分正解、半分不正解の理解をしています。確かに運用時に得た利益は非課税となります。しかし、401Kは60歳まで解約することはできませんから、無分配の投資信託と大差はありません。また、拠出時に所得税や住民税が全額免除となりますが、これも受け取り時に退職金扱いとして税金がかかることになります。
この点についても勘違いが多いのですが、運用益に課税されるのではなく、受け取った全額(元本と運用益)に課税されることになります。
つまり、本来納めるべき税金を60歳まで免除されているだけなのです。
まぁ実際には退職金扱いですので、控除額が大きく税制上有利となることが多いですが・・・

拠出時の還付金は全額投資すべし

現在価値や将来価値などは一度ならずとも聞いたことがあると思います。平たく言えば、将来受け取る100万円よりも現在受け取る100万円の方が価値が高いということです具体的に考えてみましょう。
30歳のサラリーマンが401Kに276,000円/年を30年間拠出したとします。年間の所得税及び住民税の控除額を15%とすると、41,400円/年が還付されることになります。この還付金を30年間利回り7%のインデックス・ファンドに毎月3,450円(41,400円÷12月)ずつ投資すると、30年後に元本1,242,000円に対して、4,035,603円を受け取ることとなります。

個人投資家の最大の強みは時間である

どうでしょうか?この試算を取らぬ狸の皮算用と片付けるかどうかは人それぞれだと思います。しかし、この401K制度を利用し税を将来に繰り延べることにより、自分の資産を増やすことが可能であることは確かです。
個人投資家は、機関投資家に比べるとファイナンス理論や情報が圧倒的に不足しています。しかし、機関投資家は、結果を数年以内に出さないと自分の首が飛ぶことになりますが、個人投資家は違います。じっくりと長期の視点で自分の資産運用を行えば、機関投資家にも勝るリターンを得ることが可能だと私は思います。
時は金なり

スポンサーリンク

フォローする