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高コストアクティブファンドの快進撃?いやいや(汗)

モーニングスターに「定説を覆す?!高コストアクティブファンドの快進撃」という記事が載っています。(16.09.16)

一般的にインデックスファンドの方がアクティブファンドよりも運用成績が良いのは周知の事実です。なぜならアクティブファンドの方が投資家にとって高コストであり、それがパフォーマンスを押し下げているからです。
ところが、今回紹介した記事について、詳細は直接リンク先をご覧頂きたいのですが、必ずしも高コストアクティブファンドが劣後しているわけじゃない、という結論になっています。

5年程度の時間軸では説得力がない

この記事では、過去10年というスパンでみると、低コストアクティブファンドが高コストアクティブファンドよりもパフォーマンスが良い、ということになっています。
ところが、これを5年というスパンでみると、必ずしも低コストアクティブファンドの方が良いパフォーマンスを残しているわけじゃなく、むしろ高コストアクティブファンドの方が良い結果となっている、と書かれています。
その理由として、「高コストアクティブファンドは中小型株ファンドの比率が高いこと、アベノミクス以降、成長が期待される中小型株の株価上昇がリターンを押し上げたこと」を挙げております。
また、記事の結びとして、「リターンの計測期間によるものもあるかと思うが、必ずしも信託報酬等が高いファンドのリターンが低くなることはなかった。つまり、コストのみをファンドの選定基準とするのではなく、今までのパフォーマンスやリスクを確認するなどの投資家自身に合ったファンド選びが必要だ。」と記載されています。
今回の記事の最大のポイントは上の太字の部分です。株式クラスのパフォーマンスを測定するには5年という期間はあまりにも短く、ほとんど意味が無いのです。仮にこれらのファンドを20年、30年という期間で測定していれば、結果は全く違うものとなるはずです。

高値づかみになるのでは?

そして、同じく記事の結びに「今までのパフォーマンス」を確認せよ、とも書かれています。これはつまり、過去5年で良いパフォーマンスを残しているファンドに投資せよ、と言っていることと同義です。
この記事のとおり、過去5年のパフォーマンスを重視して高コストアクティブファンドを購入すれば、「高く買って、安く売る」という可能性が高くなると思います。

インデックスとアクティブで比較すべき

そもそもこの記事の冒頭では、「アクティブファンドはインデックスファンドにパフォーマンスが劣後する」と書かれています。したがって、5年10年のパフォーマンスを比較するのであれば、アクティブファンドとインデックスファンドを比較しなくてはいけません。ところが、この記事の途中で論点がすり替わり、アクティブファンド同士の比較になっているのです。
低コストアクティブファンドのコストがいくらかは不明ですが、恐らくインデックスファンドよりも高コストであることは間違いないでしょう。

まとめ

私自身、個別銘柄に投資していることもあり、インデックスファンドが全てにおいて万能であるとは思っていません。しかし、統計上インデックスファンドがアクティブファンドに比べてパフォーマンスが良いのは事実です。
また、このブログで何回も書いていますが、株式クラスのパフォーマンスを評価するには最低20年は必要だと思っています。
この記事を鵜呑みにして、高コストアクティブファンドに投資すると、手痛い火傷を負うことになるかもしれませんよ。
投資は気長にどっしりと構えて行った方がよいと思います。

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